トヨタ・ソアラ(1988年式・MZ21)愛車紹介32台目 トヨタ 2017年07月23日 0 今回紹介する車両は「ドンキホーテジムカーナ2017」にエントリーされていたトヨタ・ソアラです。 年式:1988年式型式:MZ21グレード:3.0 GT LIMITED 2代目ソアラは1986年1月に発売され、キャッチコピーは、「世界にひとつ、日本にソアラ。」でした。高性能なツインカムエンジンやハイテク装備で、圧倒的な人気を誇り高級だったため「ハイソカー」と呼ばれていました。「ハイソカー」の「ハイソ」とは、ハイソサエティの略で上流階級の意味です。今でいうところの「セレブ」に該当する言葉のようなものです。デジタル表示のメーターパネルは、世界で初めて「スペースビジョンメーター」を採用しました。スペースビジョンメーターとは、実際のメーターパネル位置よりも奥に焦点を合わせやすくした特種なメーターです。遠方を見ている状態からメーターに移した際の焦点移動が少なくなり、メーターの視認性が向上します。眼の筋力が衰えた高齢者にも見やすいメーターでもありました。エンジンは2リッターと3リッターが用意されました。2代目ソアラ用に新規開発された3リッター7M-GTEU型エンジンは、ターボチャージャーと空冷インタークーラーにより当時の国内メーカーでは最高の230PS/33.0kg・mを発生しハイスペックエンジンとして評価が高かったです。7M-GTEU型直列6気筒DOHC24バルブのターボエンジンは、直6エンジンのスムーズな吹け上がりで低速トルクが太く4,000回転辺りからキーンと金属音がするターボ独特のエンジン音が魅力です。発売より1年後の1987年1月には、7M-GTEU型エンジン搭載車に5速M/T追加しました。採用されたクラッチは、日本初のプル式クラッチスプリングでした。サスペンションにもこだわっており、4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションを採用しました。トヨタ自動車としてはトヨタ・2000GT以来に採用されています。バブル景気と重なり、高価格でしたが販売は好調で発売から約5年間で30万台以上を売り上げる大ヒットとなりました。 愛媛県四国中央市よりエントリーされていました。ソアラはジムカーナではあまり見かけない車です。室内の内装を剥がし、エアコンも取り除いているそうです。ヘルメットを新調し10馬力アップの気分だそうです。